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2019/03/28

SPHに行ってきました!~シンガポールのマスコミ事情~

プラップシンガポールの藤本です。先日、クライアント様に同行したメディアキャラバンで、SPH本社を訪問してきました。

SPH(Singapore Press Holdings)は、シンガポールを代表する新聞The STRAITS TIMESをはじめとした12種類の新聞、80以上の雑誌を発行する、シンガポール最大のメディア企業です。シンガポールのメディアは、MediaCorpとSPHの大手二社で占められており、シンガポールの人口(15歳以上)の約90%をカバーしています。その他、インターネットのポータルサービス、英語と中国語のラジオ放送、不動産業も傘下にあり、シンガポールで使われる広告費の50%以上はSPHに支払われ、広告業のリーディングカンパニーでもあります。

しかしながら、広告収入や発行部数の低迷によって、メディア部門の大幅な人員削減が現在も行われているそうで、この日会ったThe New Paper(タブロイド紙)の担当者も、取材に割ける記者がほとんど異動で居なくなってしまい、独自の記事を書くのが難しい環境となっていることを嘆いていらっしゃいました。

PR会社としても、記者不足は同様に大きな課題です。外出する時間さえない編集者にどうやったらアプローチできるのか、限られた紙面を割いてもらえるのか。普段通りの記者会見やプレスイベントを開いても記者は来ない、いや、来られないので、更なる工夫をこらさないといけません。ちなみこのThe New Paperでは背景やよりパーソナルな事象を取り上げていきたい、という方針のようでした。

数が限られたメディアで、紙面獲得の競争も激しいですが、知恵を絞りながら、クライアント企業のPR活動を支援してゆきたいと思います。

 

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