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2023/07/26

中国大陸初進出時にPRで気を付けるべきポイント

プラップチャイナの中竹です。先日、日本で業界トップクラスの大手飲食チェーンが、上海にて中国大陸1号店を出店した際、メディア向け広報活動をお手伝いさせていただきました。多くのメディアに取り上げていただくことができましたが、今回私たちが、どのようなことに気を付けながら業務にあたったのかお伝えしようと思います。

◆「一つの中国」の捉え方 国・地域呼称問題                                      今回のクライアント様は、すでに台湾を含む海外に数十店舗のお店を運営されています。今回は中国大陸に初出店となりましたが「中国初出店」と表現しないようにアドバイスをしました。なぜなら、過去、日系企業を含むいくつもの外資系企業が、中国と台湾を別の国のように扱ったり、台湾を省いた地図を中国の地図として掲載したことで中国内のSNS上で炎上し、問題となった事例が数多くあったからです。

そのため、今回あくまで日本メディア向けの記者発表会という位置づけでしたが、「中国大陸初出店」との表現を使うことや、台湾の旗や中国の地図を記者説明資料などで極力使わないようにアドバイスをしました。

◆中国で利用出来ないオンラインツールに要注意
依然として、日本から中国に渡るためのビザが取りづらい状況が続いていることから、多くの関係者が上海に渡航できない事態となってしまいました。そのため、今回のセレモニーや記者発表を、日本から生中継することになりました。

記者発表やセレモニーの場所、さらに店舗の位置も異なるなか、撮影クルーは移動し、機材をその都度セッティングする必要がありました。そのため、数日前には現場での通信テスト・リハーサルを開始し、不備がないか確認を念入りに行いました。中国大陸は日本及びグローバルに活用しているオンラインツールが一部使えないこともあり、多くの場合ZOOM(もしくは中国系サービス)を活用することが一般的です 。

プラップチャイナはこのように、PR施策を考える際に中国だからこそ気を付けなくてはならないポイントを熟知しているほか、中国国内におけるメディアとの確かなネットワークを持っています。中国におけるメディア発表などを検討される際は、ぜひお気軽にご連絡ください。

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