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2021/09/25

ポストコロナ時代の中国PRプロモーション

プラップチャイナの齋藤です。中国のメディアでは、「後疫情時代(ポストコロナ時代)」という言葉が当たり前のように飛び交っています。いち早く感染拡大防止、ワクチン接種促進に成功した中国では、既にコロナ前の生活が取り戻されつつあります。そのような状況を踏まえ、「コロナ後の消費者の心理、行動の変化」に着目した調査や報道等が増えているのです。
本記事では、そうした調査・報道を参照しながら、ソーシャルコマースを中心としたポストコロナ時代における中国のプロモーションのトレンドを紹介したいと思います。

大きく変化する購買行動とプラットフォーム
今年BCGが発表した調査レポート「2021消費信心報告:解 後疫情時代的中国消費新現実」によると、ステイホームを強いられる事となったコロナ流行期間中にはEC関連サービスが大幅な成長を見せた一方、リアル店舗の売り上げは落ち込んでいます。特に大きな成長を見せたのは、複数人で商品を購買すれば割引等の特典を受けられる「社区団区(共同購入型EC)」でした。
もっとも、コロナ収束後にはその成長度も緩やかなものとなっています。

中国ソーシャルコマースの隆盛
一方、右肩上がりの成長を続けているのが「社交電商」(赤線)。これは「ソーシャルコマース」と訳され、SNSを通じて商品を買うSNSとECを掛け合わせたようなサービスを指します。
例えば、KOLが生配信でオススメした商品をECで購入する「ライブコマース」。現在この分野で大きく成長を見せているのが、日本のTikTokに当たる「抖音(ドウイン)」です。自社ECプラットフォームも有する「抖音」は、そのSNSとしての影響力を活かしながらライブコマース事業に注力した結果、2020年の取引規模を5,000億元(約7.5兆円)にまで跳ね上げました。


KOLが配信で紹介した商品のリンクをクリックすれば、「抖音」の自社ECへ遷移

中国SNSとECの切っても切れぬ関係
他方、「ソーシャルコマース」の一形態として、既存のEC大手がSNSサービスに乗り出す事例も見られます。
アリババが運営する中国最大のECの一つ「淘宝(タオバオ)」は、「逛逛(グアングアン)」というサービスを始めました。これはAmazonの商品レビュー欄をInstagramのようにオシャレな仕様にしたもので、ユーザーは写真や動画とともに、SNSを投稿するような感覚で商品レビューを投稿できます。また一定の条件を満たした上で他のユーザーがレビュー経由で商品を購入すれば、マージンを手に入れる事もできます。このサービスはまだ始まったばかりですが、早晩「逛逛」がプロモーションに不可欠となるのかもしれません。


写真投稿型SNSのようなインターフェイスでレビュー閲覧、投稿が可能。

社会情勢により常に変化の速度が早い中国市場において、プラップチャイナでは最新のトレンドに合わせたサービスを提供しております。また中国だけでなく、プラップジャパンには各アジア地域に精通したスタッフも多く抱えております。ぜひお気軽にお問い合わせください。。

<参考>
BCG(2021)「2021消费信心报告:解码后疫情时代的中国消费新现实」
艾瑞咨询(2020)「后疫情时代零售消费洞察报告」

 

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