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2025/04/14

不景気に苦しむ中国市場 守りのPRの必要性

 海外事業室の舟橋です。2010年代に大きく発展を遂げた中国市場ですが、コロナの蔓延に端を発し、ここ数年は景気の低迷に苦しんでいます。中国市場に進出している日系企業も、その影響は避けられないものとなっており、我々のお客様でも、パートナー企業でも、多くの会社が事業規模の縮小や撤退などの判断を余儀なくされています。
中国メディアモニタリングニーズの高まり
 これは最近に限ったことではありませんが、中国市場での事業縮小やリストラクチャリング、また過去には日中関係の悪化などを背景に、危機管理の観点からメディアでのモニタリングのご依頼を受ける機会は、年々増加しておりました。
 中国メディアは中国政府の意向と報道は密接なつながりがあり、政府の動向をウォッチする視点でも重要な意味を持ちますし、会社の評判や製品の不具合について、中国メディアのみならず中国SNSにおける論調や言及を確認しておくことは「転ばぬ先の杖」となり得ます。
 また事業撤退や縮小などのリストラクチャリングや製品リコールなど過程では、SNSへの書き込みなどが発端となり、メディアを巻き込んだ騒動に発展することも少なくありません。
中国における危機管理広報の重要性
 不景気の状況ではあれど、中国市場は大きく、潜在力を秘めた市場であることは疑いがありません。こういった状況下では、様々なトラブルや問題が発生しますが、同時にそれらをクリアし、攻めに転じるタイミングを虎視眈々と狙うことは重要なことです。
 その時まで、ブランドの競争力を維持し、ビジネスを維持するためにも、広報活動を適切に継続してゆくことは重要なポイントです。中国メディアへの情報発信を継続し、関係を維持することは、危機管理広報においても重要なポイントです。

プラップジャパンでは事前の備えとしての社内危機管理セミナーやマニュアル制作などの危機管理広報をはじめ、中国・東南アジアへ向けた各種施策をご提案・実施しております。お問い合わせはこちらよりお願いいたします。

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