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2019/11/21

中国における美容関連PR施策

 プラップチャイナの蒔田です。先日、北京にて美容系メーカー様の新ブランド発表会の実施を担当させていただきました。このクライアント様の製品は、中国のECモールにおいて美容機器トップランキングに入るなど、アジア各国において、高い美意識をもつ方々の間で大人気となっています。私自身も、日本出張で帰国した際に羽田空港の販売店で全商品が売り切れとなっている様子を目の当たりにし、その人気の高さを垣間見ることができました。

ブランディング広報の必要性
 かねてから、訪日中国人観光客の方々の「爆買い」対象に、日本の美容関連製品が入っており、訪日旅行の際に購入する方々が多くいらっしゃいます。一方で、日本の美容メーカーの多くが近年、ECモールなど中国現地での販売体制を整えたことにより、自国で購入する方々も増えています。
日本と中国いずれにしても、購入してもらうためには、認知を上げ、製品の効果などを知ってもらうためのブランディングやPR活動が不可欠です。そのための手法は、記者やインフルエンサー向けの体験会、メディアキャラバン等、様々な手法がありますが、今回はメディア発表会について取り上げたいと思います。

新製品発表会でのポイント
 一般的な新製品発表会では、経営層トップによる挨拶、新製品紹介、ブランドアンバサダーによるトークショー等を行います。発表会の内容や訴求したい点に按じて、誘致する媒体も異なりますが、大きく分けて、ファッション系雑誌メディア、美容系ネットメディアが基本です。ただ、ターゲット層以外にも広く訴求したい場合には、単に「新製品発表」というだけでは、話題化に幅が狭まってしまうことから、ブランドアンバサダーを切り口にホットトピックスを絡め、美容系媒体以外のエンタメ系でも露出を狙うこともあります。
また、日本のPRですと、大手既存メディアを優先してしまいがちですが、中国では微博(中国版twitter)で300万人ものフォロワーを抱えるKOL(Key Opinion Leader)など多大な影響を与えるインフルエンサーが多々おり、メディアだけでなく、インフルエンサーも大変重視されており、くまなく網羅するために人数制限のある発表会の場に誰を呼ぶのかの選定が非常に重要となってきます。

新たなインフルエンサーカテゴリーの確立
 KOLといえば、最近のインフルエンサーマーケティングについても追記したいと思います。昨今では、「KOC(Key opinion Consumer)」というカテゴリーのインフルエンサーが登場しています。KOCとは、KOLよりも更に消費者に近い「身近な憧れ」の存在のことを指します。KOCが確立した背景には、KOLが一般消費者にとってメディアと同等クラスの影響力をもち、タレント化してきたことによって収入面などにおいて、距離を感じる存在になったからだとされています。タレントとKOLと消費者、その間を埋めるための存在としてKOCが機能しています。
発表会では、やはりメディアや高い影響力をもつKOLが主となって招待されますが、ファンと企業の間の交流を促進するためのファンイベントなどでは、KOCの招待機会が今後増えるのではないかと思います。

 今回は簡単な内容でまとめさせていただきましたが、プラップチャイナでは、美容関連のクライアント様が数多くおり、多数の実績があります。年間で広報活動をサポートさせて頂いているクライアント様もいれば、スポットでの単発のご依頼も可能です。お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

 

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