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2019/04/18

上海モーターショーで見た自動車業界広報の最前線

プラップチャイナの齋藤です。今週私は、上海モーターショーで、クライアント様の記者発表会のお手伝いをさせていただきました。今回は、その上海モーターショーの模様をお伝えできればと思います。

今回のモーターショーのキーワードの1つは、「電動化」でした。今回、多くのメーカーが新型車をワールドプレミア(世界初公開)しましたが、中でもトヨタやフォルクス・ワーゲンなどの世界の大手メーカーによる新型EVの発表が相次ぎました。

私の担当した記者発表会には、300社以上のメディアが来場し、大きな注目を集めました。メディアは「新型EV投入の背景」「EVに関する今後の戦略」など、電動化に対して強い関心を寄せていました。モーターショー後の報道においても、「日系企業のEV市場での戦い」のような、各社の電動化戦略にフォーカスした記事が多く発信されています。

また、大手メーカーだけでなく、中国の自動車ベンチャーも注目を集めました。特にNIOは、新型EVの「ES6」を発表したことに加え、一際広いブースにスタイリッシュな装飾が施されており、私もついつい足を止めてしまいました。今回、私たちは日本のメディアだけでなく、欧米メディアの取材対応も行いましたが、彼らが公開した記事においてもNIOは注目企業の1つとして挙げられていました。

モーターショーをはじめとした中国の記者発表会では、参加メディア数が日本に比べ多くなる傾向があります。その理由の1つとして、国土が広大であることから、全域をカバーするような全国紙よりも、それぞれの地域に根ざした地方紙が多く発達していることが挙げられます。そのため、各地に情報を届けようとすると、誘致するメディア数が多くなるのです。その他にも、中国メディア特有の商習慣もあり、独自の対応が求められますが、それについては別の機会にご紹介できればと思います。

プラップチャイナでは、中国での記者発表会や展示会におけるPR活動のサポートも行っております。ご関心のある方は、お問い合わせをいただけますと幸いです。

 

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