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2019/06/12

中国EC隆盛の中、改めて見直される、店頭プロモーション活動

 こんにちは、プラップチャイナの舟橋です。今回は、北京のショッピングモール内の玩具店で見かけた、店頭プロモーション活動について取り上げたいと思います。

 北京の国貿というビジネスエリアにある、ショッピングモール内に最近オープンした、超大型玩具店での出来事です。ある土曜の夜、食事に行く途中、その玩具店を通りかかると、店内の一角に人だかりができ、ただならぬ熱気を発していたため、思わず足を止めました。「どこかのタレントかアイドルでも来店するのかな」と思ったのですが、よく聞くと若い女性の声は聞こえず、どうも違う。集まっている子供とその両親の声、そしてどこからか、野太い男性の声が聞こえてきます。

 間も無く登場したのは、なんとウルトラマン!(後で確認すると、ウルトラマンジードと言うそうです)お待ちかねのウルトラマン登場に、子供はともかく、最前列に陣取った、30〜40代のオールドファンの熱気も最高潮に。会場の皆がテーマソング(もちろん中国語)を大合唱する姿に、いやはや圧倒されました…

 日本のソフトコンテンツが海外で人気というのは、知識としては理解していたものの、やはりその熱気に生で触れると、受け取り方も一味違います。メディアやネットを通じて情報に接触するのとは違い、現場で熱気がリアルに伝わってくるため、会場にいる人たちに伝播して、皆が「その気(買う気)」になっていくのが、リアルに見て取れました。(事実、イベント後は大変な売れ行きだったように見えました!)

 現在、中国ではECが急速に発達しており、日用品店のみならず、玩具店もどんどん潰れているのではないかと思います。しかしながら、デジタルプロモーション全盛の中、このようなある種、原始的なプロモーション手法が、「体験」を通じてロイヤリティを高め、即時に購買に繋げているのを目の当たりにすると、我々もデジタルPRに偏りがちなところ、従来型のPRの価値を見つめ直す必要があると感じました。

 プラップチャイナでは、中国でのEC販促支援や、それに伴うデジタルPR施策も提供をしておりますが、こういったリアルなプロモーション活動、PR活動についても、偏りなくお客様に最適なものを提案して参ります。

 

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