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2019/06/17

インドネシアでの記者発表会開催のポイント

 こんにちは、プラップジャパン海外事業開発部の今です。今回は、東南アジアでの記者発表会開催の際に重要となるポイントをご紹介したいと思います。

 日本と同様に記者発表会を実施する場合でも、東南アジアそれぞれの国で、メディア事情や習慣は違います。その国のメディアの特徴を理解することは、情報を的確に拡散する際に重要なポイントとなります。今回は特に、インドネシアならではの特徴をいくつかご紹介いたします。

1. お祈りの時間があるので、それを見越した時間設定を!
 インドネシアは、イスラム教信者が多いイスラム国家です。イスラム教は毎日5回と毎週金曜日に「お祈りの時間」があります。そのため、記者発表会の場所や時間を設定する際、日本では情報解禁に合わせて設定することが多いですが、インドネシアではお祈りの時間を避けることが、第一優先となります。宗教の事情に配慮し、尊重することが重要です。

2. ギフトと食事の準備は必須!
 そもそも日本とインドネシアでは、メディアの社会的立ち位置が異なります。日本では、メディアの記者はひとつの職業として確固たる地位を築いていますが、インドネシアの記者は、社会的地位や収入が日本ほど高くないようです。
 そのため、記事の執筆にあたり、ニュース性を求めて発表会に足を運ぶことはもちろんありますが、企業はプラスアルファで記者を「もてなす」ことを求められます。例えば、来てくれた記者には、水筒ボトルやTシャツなどのギフトを準備したり、昼時であればランチを、夕方時であればディナーを用意して振る舞ったり、といった対応が求められます。
 もちろん、これらを用意せずとも、情報を記者に伝えることはできますが、今後長くインドネシアメディアとの付き合いを深くしていきたいと考える場合には、ギフトや食事の有り無しで、メディアから企業への印象も変わると考えると、用意した方が良いと考えられています。

3. 道案内が曖昧!会場案内は、案内状で細かく丁寧に!
 インドネシア人は道を聞かれた時、正しいか正しくないかわからなくても「あっちだよ」と自信有り気に道案内をすることが多いです。これは、間違えた情報を教えることよりも、「分からない」と伝えることが失礼にあたると考えるためです。メディアが道を迷い、会場までたどり着けずに終了してしまった… という事態を避けるためにも、わかりやすい地図を添えて案内することが重要です。

 このように、東南アジアそれぞれの国で、PR活動の内容は同じでも、実際の実施には多くの違いが存在します。プラップグループでは、中国、東南アジアの各国特有のメディア事情を把握し、企業の現地PRをサポートいたします。

 

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