プラップPRジャーナル
PRAP PR JOURNAL

「AIネイティブ」。生成AIに慣れ親しんだ若者世代をこのように呼称することが多くあります。普段の話し相手やアイデアの壁打ち、コンテンツ制作など、AIの使い道は多岐にわたります。
就活の現場においても同様で、AIを利用することは、もはや当たり前のこととなっています。
ESの添削や企業研究でAIを活用したり、AIにアイデアを出力させる課題を行ったりするということもあるようです。 就活生も企業も、双方が積極的にAIを活用している時代だと言えるでしょう。
就活の現場では、「AIがあること・使うことが当たり前」という、よりAIネイティブな学生と今後向き合っていかなくてはなりません。
そこで今回はAIに慣れ親しんだ世代である26卒・27卒にアンケート調査を実施しました。
調査から見えてきた就活のAI利用方法や採用広報のポイントをご紹介します。
今回のアンケートでは、26卒・27卒の24名のうち18名が、「就職活動でAIを使った」と回答しました。全体の75%にあたり、4人に3人が就活の中でAIを活用している結果となりました。

では、就活生は具体的にどのような場面でAIを使っているのでしょうか。
アンケート調査から、
・自己分析
・ESの添削
・企業研究
などにAIを活用している人が多いという結果になりました。
ESの誤字脱字チェックなど、最終確認として利用するという人もいましたが、
多くの人は「自分らしさ」や「企業らしさ」を効率よく明らかにするために序盤からAIを活用していました。
以下詳しい傾向をご紹介します。
Aさん「自分の経歴を書いたメモをAIに読み込ませて、それをもとに自分の性格を分析させていた」
Bさん「自分の伝えたい側面をESの文字数に合うように文章化させていた」
自分の性格を客観的に言語化することやエピソードの取捨選択をすることは、当事者ゆえに難しいことだと思います。
相手に自分が魅力的な人だと感じてもらうために、補助的にAIを活用していると言えます。他人と比べた時に自分の強みとなるポイントはどこにあるのかを明確にさせようとしているのではないでしょうか。
Cさん「『○○業界の企業を挙げて』とAIに洗い出してもらった」
Dさん「HPをAIに落とし込んでどういう特徴があるか分析してもらった」
企業を知るとき、企業を比べるときにもAIを活用していることがわかりました。
ホームページやSNSなどそれまで会社を知るきっかけになっていたチャネルに、新たにAIが追加されるようになっています。
また分析する際に、AIを疑似的な第三者の視点として活用することで、効率よく答えを得よう、客観性を担保しようとする傾向があると考えられます。
しかし、企業を知るきっかけとしてAIを活用できる一方で、回答をそのまま鵜呑みにするのは注意が必要です。 挙げられた企業を実際に調べてみると、現在は経営統合されて存在していない企業や業界が全く違う企業が出力されることも多く、間違った情報が出されることもあります。
そのため、AIの回答だけで判断するのではなく、企業研究の入口として活用しながら、得られた情報をほかの情報源と照らし合わせて確認することが重要です。
AIを使って自分や企業の特徴を整理した就活生は、最終的に企業の何を見て判断しているのでしょうか?
調査ではこういったAIの活用後、HPやSNS、合同説明会といった実際の採用コンテンツで確認するといった声が多く聞かれました。
特に実際の採用コンテンツの中でも、
コンテンツの具体性やリアルタイムな動きを求めていることがわかりました。
Eさん「事例紹介がないと具体的なイメージが湧かず、少し距離を置くようになってしまった」
Fさん「ホームページなどでコンテンツが更新されないものやデザインが雑だったり古かったりする企業は、余裕のない印象を持ってしまう」
AIで企業の基本情報を効率よく収集できる時代だからこそ、
最終的な判断材料として求められているのは、企業の温度感や日々の動きが伝わるリアルな情報です。
SNSの発達やチャネルの多様化により世の中に情報が出回るハードルが下がったことで、
よりスピード感や情報の具体性が信頼感をもたらすきっかけになっているのではないでしょうか。
【アンケート調査概要】
調査対象:26卒・27卒の男女
回答者数:計24名
調査方法:Webアンケート
今回のアンケートでは、AIを就活序盤から用いて自己分析や企業分析をしている就活生の様子が明らかになりました。自己分析では、自分の強みや性格を客観的に言語化する役割をAIに求め、企業分析では、企業HPや情報を整理・比較する役割を担わせていました。
自分にしかない特長を見つけ、就活軸とマッチする企業に採用されるためにAIを活用しているようです。そしてAIを利用した先に、具体的な動きのある採用コンテンツに触れる傾向にあることがわかりました。
このことから、就活生はAIを「第三者の視点を代替する客観視ツール」として機能させていると同時に、採用広報において「AIにどのように見られているのか」という視点を持つことが重要だと考えることができます。
では、採用広報に「AIにどのように見られているのか」という視点を取り入れるためには、どのような情報発信が必要なのでしょうか。
生成AIが参照する情報は、コーポレートサイトや採用サイト、プレスリリースだけでなく、ニュース記事や第三者評価、口コミ、SNSなど多岐にわたります。そのため、まずは「企業として何を伝えたいのか」を整理し、その情報が一貫して発信されているかを見直すことが重要です。
そして、情報発信の前提として、自社の強みや提供価値が明確になっていることも重要です。
自社が何を大切にし、どのような価値を届けているのか。それらを整理し、企業サイトや採用サイトなどさまざまな情報発信で一貫して伝えていくことが、AIにも人にも企業を正しく理解してもらうための土台になります。
また、情報の中身だけでなく、その情報をAIが理解しやすい形で届けることも必要です。「どのような企業情報を伝えるか」というコミュニケーション設計と、「その情報をAIにも人にも理解しやすい形で届ける」というサイト・コンテンツ設計の両面から考えていくことが重要になります。
プラップジャパンでは、こうしたAIO(AI最適化)領域におけるコミュニケーションの在り方を研究・支援する専門組織「PRAP AIO & Communication Lab」を設立しています。
AIO対策の前提となる企業情報の整理や、AIにも人にも正しく伝わる情報設計については、以下の記事で詳しくご紹介しています。
本記事とあわせてぜひご覧ください。
採用活動におけるあらゆるコミュニケーションは、就活生の企業への印象・理解や意思決定に大きな影響を与えます。
AIの台頭によって、企業にはこれまで以上に、戦略的な情報発信とコンテンツ設計が求められるようになっています。
プラップジャパンでは、AIO領域の支援に加え、採用広報における戦略設計や情報整理、メッセージ設計、コンテンツ制作まで、幅広く企業の採用PRをご支援しています。
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