PRAP PR JOURNAL

プラップPRジャーナル

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Instagramで探すのをやめて、またGoogleに戻った話
ー“SNSが主流”と言われる中での若者の再変化⁉

 最近SNSを見ていてちょっと気になっていることがあります。

それは、InstagramやTikTokで「#PR」とついた投稿を目にする場面が、明らかに増えたことです。

 

ここ数年、若年層は検索エンジンではなく、SNSを検索ツールとしているという事実が広報やマーケティング担当の方に大きな衝撃を与えたと思います。
企業の発信もこうした動きに合わせて変化しており、「#PR」投稿の増加は各社が情報発信の場をSNSへ広げている表れといえるのではないでしょうか。
 

実際、私も少し前まで、何事もSNSで検索するのが当たり前でした。

特に飲食店においてはInstagramで「#渋谷カフェ」などのハッシュタグで検索し、写真を見て、なんとなく良さそうなお店を探すという選び方が当然でした。

 

ただ最近、SNSの情報“だけ”で決めるのをやめている自分に気づきます。

 変わったのは、SNSで見つけたあとに、もうひと手間かけるようになったこと。気づけば、また 「とりあえずググる」ようになり、 私と同じような若者も増えてきているような気もします。

 

もしかすると、「SNSが検索の中心」と言われる裏側で、2026年の若者の間には、少し違う動きが起きているのかもしれません。 

本記事では、私が再び検索エンジンも使うようになった「飲食店での失敗談」と、若年層へのアンケート結果をもとに、若者の小さな変化を観察していきます。

 

きっかけは、失敗経験だった

私が再び検索エンジンも使うようになったのは、ある苦い経験がきっかけでした。

 

「イタリアンのお店に行きたい」と思い、いつものようにInstagramで検索していたときのことです。多くのインフルエンサーが投稿しており、とても美味しそうな、魅力的な飲食店を見つけて予約しました。

期待に胸を膨らませて実際に店舗へ行ってみると、Instagramで見たジューシーなお肉料理とは似ても似つかない、乾ききった料理が出てきました。がっかりしてGoogleの口コミを調べてみると、自分と同じような落胆の感想を投稿している人がたくさん見つかりました。

 

Instagramで美味しそうな写真や動画をみて期待が高まっていたからこそ、実物との差の大きさからお店選びに失敗したな…と感じた経験でした。

もちろん、SNS上の情報がすべて誤っているわけではありません。しかし、魅力的に編集された写真や動画だけではわからないことも多くあります。

この経験以降、私はInstagramだけで来店する飲食店を決めずに、Googleマップや食べログでのリサーチも欠かさずに行うようになりました。

「これって自分だけ?」と思って聞いてみた

こうした変化は自分だけのものなのだろうか――。

そんな疑問を持ったきっかけは、友人との何気ない会話でした。話を聞いてみると、

 

 ・SNSで見つけたお店に行ったら期待と違ったことがある

 ・写真は良かったけれど実際は混雑していて落ち着かなかった

 

といった経験をしている人が少なくありませんでした。

もしかすると、若者の中で何か小さな変化が起きているのかもしれない。

そう考え、同世代の若年層を対象に飲食店選びに関する簡単なアンケートを実施してみました。

全員がSNSで飲食店を探す一方、9割が「失敗経験あり」

アンケートでは、回答者全員が飲食店探しにInstagramやTikTokなどのSNSを利用していると回答しました。やはり、若者にとってSNSが重要な情報収集ツールであることは間違いありません。

一方で、「SNSで見つけた飲食店に行って、期待と違った経験がある」と回答した人は約9割にのぼりました。具体的な理由として多かったのは、

 

  ・店内の雰囲気が写真と違った

  ・想像していたより狭かった

  ・料理やサービスが期待ほどではなかった

 

といった、SNS上の印象とのギャップです。SNSは魅力的な部分が切り取られて発信されることが多いため、実際に訪れた際との間に差が生まれてしまうこともあるようです。

失敗経験を経て、確認行動が増えていた

さらに興味深かったのは、その失敗経験の後に行動が変化したかを尋ねた結果です。

約9割の人が、「飲食店を選ぶ際の行動や意識が変わった」と回答しました。

 

具体的には、

 

  ・Googleマップの口コミを必ず見るようになった

  ・SNSだけで決めずに複数のサイトを確認するようになった

 

といった声が多く見られました。中には、「結局、食べログが一番信頼できると思うようになった」という回答もありました。

SNSでお店を見つけること自体は変わっていないものの、その情報をそのまま信じるのではなく、別の情報源で裏付けを取る行動が広がっているようです。

 

 

【調査概要】

調査対象:20代前半男女

回答者数:計20名

調査方法:Webアンケート

 

SNSは「出会う場所」、検索は「確かめる場所」

今回のアンケートや若年層との会話を通して見えてきたのは、若者がSNSを使わなくなったわけではなく、SNSと検索の役割を分けて使うようになった、ということです。 

 

実際、飲食店探しの入口はInstagramやTikTok。気になったら保存し、最後はGoogleマップや口コミサイトで確認してから判断する。この「見つける→確かめる」という二段階の情報収集の 流れが自然になっている人が多いのではないでしょうか。

 

SNSは新しい情報との出会いを生み出す場所であり、Googleや口コミサイトはその情報の信頼性を確かめる場所。そのような役割分担が生まれ、ユーザーは目的に応じて複数のプラットフォームを使い分けている姿が見えてきます。

コミュニケーションも「どこで何を伝えるか」が重要に

今回の調査は飲食店選びに限定したものですが、日用品やコスメ、旅行先選びなどでも、SNSで知った商品や場所についても、その後に検索エンジンやレビューサイトで情報を補完する行動は珍しくないように思います。
確かめ方はジャンルによって変わり、飲食店なら口コミの件数や写真、コスメなら成分やレビューの信ぴょう性、旅行ならアクセスや実際の体験談——「何を確認したいか」で、立ち寄る情報源を変えているように思います。 

若者が複数の情報源を行き来しながら意思決定しているとすると、今回の結果からは、企業の発信を考えるうえでのヒントが3つ見えてきました。

 

1つ目は、SNSで「見つけてもらう」こと。出会いの入口はやはりSNSであり、ここはこれまでどおり重要です。

 

2つ目は、検索したときに「裏切らない」情報があること。SNSで興味を持った人が次にGoogleマップや口コミ、公式サイトを訪れたとき、納得できる情報がなければ、せっかくの関心も離脱に変わってしまいます。

 

3つ目は、その両者の一貫性です。SNSで見せる魅力と検索先で見つかる実態がかけ離れていると、私の失敗談のように「ギャップ」として記憶され、かえって不信につながりかねません。

 

「若者にアプローチするなら、とにかくSNS 」という単純な話ではなく、これからのコミュニケーションには、誰に・どのようなシーンで・何を届けたいのかを見極め、目的に合ったプラットフォームで、適切な内容を発信することがますます重要になってくるのではないでしょうか。

 

プラップジャパンでは若手社員を中心に、デジタル社会を生きる若者の「今」を捉えるヒントを発信しています。今後の発信にもご期待ください。

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