プラップPRジャーナル
PRAP PR JOURNAL
ワカモノラボの西田です。
近年、商品やサービスの多様化が進み、消費者の選択肢は大きく広がっています。
加えて、SNSやAIの進化によりメディア環境は一層複雑化し、商品を選ぶ際の判断材料は、際限なく増え続けています。
こうした状況の中で、Z世代やα世代の若者たちは、無数に提示される選択肢の中から「最善の選択」を迫られること自体に、
疲労感を覚えているようにも見えます。
ワカモノラボでも、若年層向けのメディアやPRについて日々考えていますが、情報や商品の選択肢が増えるほど、
若者の行動は多様化し、年々その実態が捉えにくくなっていると感じています。
そこで今回は、さまざまなメディアと接しているプラップジャパンの若手社員3名のケースをもとに、
若者が「どのように商品を知り、選び、購入しているのか」を考えてみたいと思います。

― 入社1年目・男性の場合 ―
家電が好きで、ブラックフライデーなどのセール時期にまとめて購入するという1年目の男性社員。
「買ってよかったもの10選」などのYouTubeの買い物動画を見るのが習慣で、商品を知るきっかけの多くが動画コンテンツだといいます。
気になる商品を見つけると、まずはスクリーンショットを撮って保存。
後から見返しながら、改めて情報を調べ、購入を検討します。
YouTubeを通じて、これまで知らなかった家電と出会うことも多く、最近では電動ピザ窯に興味を持ったそうです。
また、スマートフォンのGoogle検索アプリに搭載されている「Google Discover」機能もよく利用しており、
自身の興味関心に合った記事や商品が表示されるため、思わずチェックしてしまうことも多いとのことでした。
― 入社3年目・男性の場合 ―
マウスやカメラなどのガジェットが好きで、年に数回、大きな買い物をするという3年目の男性社員。
商品情報の入口は主にXで、メーカー公式アカウントやガジェット系インフルエンサーの投稿を通じて、
最新商品や話題の商品をチェックしています。
しかし、購入の最終的な判断材料になるのは、月に一度の美容院で読む電子マガジンだといいます。
SNSは情報量が多く、比較や検討に時間がかかりがちなのに対し、雑誌は情報が整理されており、
「良いモノを見つけやすく、信頼性も高い」と感じるため、購入の決め手になりやすいそうです。
そのうえで、気になった商品についてはYouTubeで詳細を確認し、納得できたものだけを購入しています。
― 入社4年目・女性の場合 ―
健康や習い事などの自己投資にお金を使うことが多く、モノの購入については
「欲しいから買う」というより、「必要だから買う」意識が強いという4年目の女性社員。
特に洋服選びに対しては、「自分に似合うかどうかをひとりで判断するのが苦手」と感じており、
第三者の意見を求めがちだといいます。
そんな中、SNSで目にした広告をきっかけに、スタイリストが選んだ服をレンタルできるサブスクリプションサービスを利用し始めました。
実際に使ってみると、プロ目線で選んでもらえる安心感がある一方で、
自分では選ばなかった服と出会える点が自分に合っていると感じたそうです。
気に入ったアイテムはそのまま買い取ることもでき、実際に購入した経験もあるとのこと。
「洋服を買うのが苦手」という意識は、サブスクサービスを通じて、毎月どんな服が届くのかという“わくわく感”に変わりました。
今回ご紹介した3人の購買行動から見えてきたのは、商品を知る入口はSNSで共通している一方で、
その後の情報接触や意思決定のプロセスは人によって大きく異なるという点です。
動画で知り、後からじっくり調べる人。
SNSで幅広く情報を集めつつ、雑誌で最終判断する人。
自分で選ぶ負担を減らし、信頼できる第三者に委ねる人。
情報があふれる時代だからこそ、若者たちは闇雲に選択肢を広げるのではなく、
自分なりに情報を絞り込み、納得できる選び方を模索しているように感じられました。
こうした購買行動から、若者が衝動的にモノを選んでいるわけではなく、
「どう選ぶか」「なぜ選ぶか」というプロセスそのものを重視していることがうかがえます。
PRやマーケティングにおいても、目立つことや話題化することだけでなく、
選ばれるまでの納得感をどう設計するかという視点が、ますます重要になっているといえるでしょう。
ワカモノラボでは、若年層の消費トレンドやメディア事情など、若者の「今」を捉えるヒントを今後も発信していきます。
次回のブログも、ぜひご期待ください。
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