PRAP COLUMN
海外事業
- 2026年5月11日
春のベトナムは日系イベント盛りだくさん
ポインツベトナムの西田です。3月の週末、ホーチミンでは日系イベントが集中的に開催されました。この時期、ホーチミンは乾季にあたり雨が少なく、屋外イベントを実施しやすいシーズンです。
日系イベントは、日本とベトナムの文化をつなぐ交流の場であると同時に、現地に向けたPR・テストマーケティングの貴重な機会でもあります。また、ベトナムの消費者は、体験しながら楽しめる購買を好む傾向にあり、イベント型プロモーションに対する反応も非常に良好です。
私も実際にイベントへ足を運び、現地の人々の日本文化や日系ブランドに対する関心の高さを改めて感じました。今回は、日系イベントの現場の様子や感じたことをレポートします。

ベトナム最大の日系イベント 「ジャパン・ベトナム・フェスティバル」
3月7日〜8日に開催された「ジャパン・ベトナム・フェスティバル」は、ホーチミン1区の中心部に位置する公園で行われるベトナム最大級の日系イベントです。第11回目を迎えた今年は40万人以上が来場、出展ブース数は300にのぼり、会場は大いに賑わっていました。当日は気温が高かったこともあり、ガリガリ君のサンプリングには長蛇の列ができていました。
各社のブースでは、「SNS投稿+アカウントフォロー」で景品がもらえるキャンペーンが実施されていました。ブース内で動画を撮影するKOLの姿も多く、SNS上の拡散を前提としたブースの設計がなされています。
また、特に盛り上がりを見せていたのはステージイベントで、ウルトラマンショーは子供も大人も一体となり盛り上がっていました。現在の30〜40代の親世代の中には幼少期に日本のアニメに親しんだ人も多く、日本のコンテンツが長い時間をかけてベトナム社会に浸透している様子が窺えます。コスプレをして来場する人も多く、日本のアニメや漫画だけでなく、ローカルキャラクターのコスプレイヤーも見られました。日本発のコンテンツ人気は盤石ですが、コスプレなどのポップカルチャー自体もベトナムでは広く受け入れられているようです。

ビンズン新都市の盛り上がりを感じる「東急グループジャパンフェスティバル」
3月14日には、ホーチミン市中心部から北へ約30km、車で約1時間半の距離にあるビンズン新都市にて、東急グループ主催の日越文化交流イベント「東急グループジャパンフェスティバル」が開催されました。ビンズンはもともと工業都市として発展してきたエリアであり、現在は東急グループが現地企業と合弁会社を設立し、行政と連携しながら都市開発を進めています。
本イベントは、イオンをはじめとする日系テナントも多いショッピングモール「ソラ・ガーデンズSC」にて開催され、モールの各テナントや日系企業が屋台やブースを出展していました。また、東急のシャトルバス乗車体験や川崎フロンターレのサッカー教室に関する展示などを通じて、インフラ整備といった「ハード面」だけでなく、地域コミュニティの醸成といった「ソフト面」でのまちづくりの取り組みも窺えました。来場者はビンズン在住の日本人に加え、日本文化に関心のあるベトナム人も多く、地域のお祭りのような雰囲気でした。
ビンズン新都市ではマンションの建設やインフラ整備が進んでおり、「ホーチミンに次ぐ都市」として注目を集めています。今後、都市開発の進展に伴い、ビンズン新都市でのPR・マーケティング活動が活発化していくことが見込まれます。

ベトナム初開催 「TOKYO GIRLS COLLECTION in VIETNAM 2026」
日本発のファッションイベント「TOKYO GIRLS COLLECTION」が、ホーチミン郊外で初めて開催されました。イベントは3月28日〜29日の2日間にわたって行われ、2日目の夕方には、ベトナムのZ世代に人気のモデルやアーティストが出演するショーが行われました。2日目のショー以外は基本的に無料で入場できるイベントでした。
日本のTGCのような屋内中心のランウェイイベントとは異なり、野外の広大な敷地には、2日目にショーが行われた「有料エリア」と、ミニランウェイや企業ブースが並ぶ「無料エリア」が併設されていました。無料エリアは、来場者が自由に回遊しながら楽しめるフェスのような設計となっていました。
企業ブースの中でも特に印象的だったのが、YAMAHAの展示です。YAMAHAのブースでは、ベトナムの最新ファッションと融合させたバイクを展示しており、一緒に写真を撮る来場者の姿も多く見られました。バイクはランウェイにも登場しており、単なる移動手段ではなく、ファッションアイテムとして楽しむ存在であることを訴求しているようです。
ベトナムの若年層はSNSでのシェアを前提とした消費行動が一般化しており、商品は「使うもの」から「見せるもの」へと変化しているため、SNSで投稿したくなるようなプロダクト設計・プロモーションが重要となります。

弊社グループではベトナムでのイベント企画・運営やブース出展など、手法を問わず現地でのコミュニケーションに関するご相談をいただいております。皆さまのベトナム、アジアにおけるマーケティング活動を成功に導けるようご支援いたしますので、検討早期の段階から気軽にご相談をいただけますと幸いです。お問い合わせはこちらよりお願いいたします。