PRAP COLUMN
海外事業
- 2026年7月17日
急増する韓国人の「訪日ゴルフ」需要に見る地方観光PRの新トレンド
プラップジャパン北海道オフィスの長船です。
訪日インバウンド市場において、韓国は日本にとって最も重要な市場の一つです。訪日韓国人数は900万人を超え、週末や連休を活用して気軽に日本を訪れる旅行スタイルが定着しています。
その中で近年、特に注目されているのが「訪日ゴルフ」の需要拡大です。 今回のブログでは、韓国国内のゴルフ環境の変化を紐解きながら、直行便を活用した地方への送客チャンス、そして韓国市場に向けた効果的なPR・コミュニケーション戦略のポイントについて解説します。

韓国のプレー料金高騰が、訪日ゴルフ需要を押し上げる
韓国ではコロナ禍以降、密を避けられるレジャーとしてゴルフ人気が爆発的に高まりました。統計によると、韓国のゴルフ人口は約500万人を大きく超え、女性や20〜30代の若年層の参入が市場を大きく牽引しています。
一方で、課題となっているのが「ゴルフ場不足」と「プレー料金の高騰」です。 韓国国内のゴルフ場数は約500カ所にとどまっており、予約の争奪戦から早朝やナイター利用も珍しくありません。プレー料金も日本と比べ2~3倍高額とのことで、こうした背景から、韓国人ゴルファーにとって日本は「近くて、費用対効果が高く、週末でも気軽にラウンドできる」という非常に魅力的なゴルフ旅行先として存在感を高めているのです。
直行便がつなぐ地方ゴルフ需要
この訪日ゴルフ需要を取り込むうえで、強力な追い風となっているのが韓国LCCを中心とした「地方直行便」の拡充です。旅行者の目的地は、東京・大阪といった大都市から地方都市へと確実に広がっています。その好例が北海道や九州、四国などです。いずれもLCCの直行便の就航により多くの韓国人旅行客が押し寄せています。
北海道は、夏でも涼しく広大なコースを楽しめる点で韓国人ゴルファーとの相性が抜群ですし、九州や四国は寒い季節にも比較的暖かくゴルフが楽しめると好評です。また、韓国語特設サイトを開設し、韓国人訪日客の大幅増を達成した事例も話題にるほどです。
ここで重要なのは、「ゴルフコース単体」ではなく「空港からのアクセス+宿泊+温泉+食事」という『滞在体験』として人気であることを理解し、マーケティング・PRに活かすことが重要です。
SNS発信およびインフルエンサー施策の重要性
韓国市場へのPRにおいて、旅行前の比較検討から旅後のシェアまで、韓国ではNAVER(検索・ブログ)やInstagram、YouTubeが情報収集の強力なインフラとなっており、SNSの運用は重要な旅行先、プレー先の決定の情報源になり得ます。
また、JNTO(日本政府観光局)は数年前に、日本でも活躍する韓国人プロゴルファー、イ・ボミ選手を起用し、日本のゴルフ旅行の魅力を発信するキャンペーンを展開し話題となりました。さらに、一部の自治体では、韓国の人気ゴルフ系YouTuberやインフルエンサーを実際に招聘し、ラウンドの様子や周辺観光をVlog形式で発信する取り組みを行っています。
韓国人の訪日ゴルフ需要は、地方の観光事業者や自治体にとって、高付加価値なインバウンド層を獲得するまたとないチャンスです。プラップジャパンでは、現地のトレンドやメディア環境に精通したスタッフが、海外市場に向けたSNS運用、KOL・インフルエンサー施策、現地メディアへのアプローチまで、PR・コミュニケーション戦略を総合的にサポートしています。 ぜひお気軽にこちらまでご相談ください。